オパール Opal
【別名】 蛋白石
【原産国】 オーストラリア、メキシコ、ブラジル、インドネシア
アメリカ、ホンジュラス、チェコ、タンザニア、ペルー等
【硬度】 6
(5.5〜6.5)
【元素記号】 SiO2・nH2O
【結晶系】 非晶質
【比重】 1.99〜2.25
【処理方法】 着色処理、含浸処理
【カラー】 乳白色、赤、黄、グレー、緑、黒
【カット】 ステップ、カボション、カメオ等
【石言葉】 苦しみを克服して幸福を得る
【注意点】 感想と熱に弱いので注意が必要
割れやすく傷つきやすいので超音波洗浄は避ける
オパールの語源はサンスクリット語で宝石を意味するUpalaや、 ギリシャ語で目を意味するOpthlmusなどの説があり、 和名の蛋白石は、きらめかないオパールがゆで卵の 白身の質感に似ていたことから名づけられたと言われています。
オパールは地殼中のシリカ(人工的につくられたものは、 乾燥剤のシリカゲルとして広く知られている)が硬化したもので、 水中で微小な珪酸球が沈殿し、岩石の隙間などに密に蓄積し、 珪素をメインにする形成される鉱物ですが、その成り立ちから、 水分が多く、硬度も非常に軟らかいのが特徴です。
オパールは火山の溶岩中にできるマウンテン・オパールと 砂岩中にあるサンドストーン・オパールに大別されます。
珪酸球の並びが規則的なものは、見る角度によって虹色に輝く 遊色効果(プレー・オブ・カラー)を持ちます。 このタイプのオパールをプレシャスオパールと呼び、 虹色にきらめかないものはコモンオパールと呼びます。 コモン・オパールはボッチカラーとも呼ばれ、 地色の美しさが特徴となります。
オパールは透明度が高く、発色が鮮やかなものが良品とされます。 また、模様が均一なこともポイントになります。 黒や透明の石とはり合わせてあるものは発色が鮮やかですが、 価値は下がります。
古代ローマ時代からオパールは幸せと希望を象徴する 「神の石」として珍重されていたといわれています。
博物学者プリニウスの著書「博物誌」の中で、 下記のようなオパールに関しての話が紹介されています。
紀元前1世紀、ローマの元老議員ノニウスの所有する 10mもの大きさのオパールがついた指輪はとても有名でした。 ある日、その評判を聞いた将軍アントニウスは、 妻のクレオパトラにプレゼントしようと、譲るよう頼みますが、 ノニウスは承知しませんでした。
アントニウスは怒り、彼を口ーマから追放してしまいます。 それでも彼はそのオパールだけを持って人知れずローマを去り、 その後の彼を知る人はいなかった...というのです。
オパールは数々のパワーストーンの中でも、 非常に明るいエネルギーを持つ幸運の石で、 苦しみを克服して幸福を得るパワーがあるとされます。
かつてオパールは不幸の石と呼ばれた時代もありましたが、 実はこれほど幸せなエネルギーを持つ石はめったにありません。
オパール独特の光は自由なエネルギーを象徴し、 創造性を高め、内面の隠れた才能を引き出す力に優れるため、 アーティストなど、創造的な仕事や活動をされている方に 特におすすめのパワーストーンになります。
オパールは人生の暗闇に希望をもたらす明るさに満ちた石で、 憂鬱を払い、何事にも囚われない柔軟さや、 人に左右されない自分自身の核を作ることを助けてくれます。
オパールは今ある人生をより楽しむために必要な心の持ち方に
導いてくれる石でもあり、固定観念を取り払い、
視野を広げることで、新しい価値観を呼び込むための助けとなります。
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