ルビー Ruby
【別名】 紅玉
【原産国】 タイ、ミャンマー、マダガスカル、スリランカ タンザニア、ケニア、パキスタン、ベトナムなど
【硬度】 ９
【元素記号】 Al2O3
【結晶系】 六方晶系（三方晶系）
【比重】 ３.９９〜４.０５
【処理方法】 着色処理、加熱処理、充填処理
【カラー】 赤
【カット】 ブリリアント、ステップ、ビーズ、カポションなど
【石言葉】 情熱 / 勝利 /
カリスマ / 慈しみ / 威厳
【注意点】 硬度が高くので他の宝石を傷つけないように扱いに注意
ルビーは「宝石の女王」とも呼ばれ、鮮烈な華やかさの赤色の宝石です。
コランダム（鋼王）という鉱物のうち、赤いものをルビーと呼び、
それ以外の色のものは全てサファイアとなります。
ルビーの赤色は中に含まれたクロムによるもので、
ピンク〜濃い赤までの濃淡があります。
薄いピンクのものは、ピンク・サファイアと呼ばれることもあります。
ルビーは産地によって赤みが違い、それぞれに名前がついています。
ルビーの名前の由来はラテン語で赤い色の石という意味のRuberで、
理想的な色のルビーは「ピジョン・ブラッド」（鳩の血）と呼ばれます。
人類とルビーとの間には古く長い歴史がありますが、
今のような鑑別技術を持たない時代にルビーと呼ばれていたものには、
実はルビー以外の石も多くあったことが分っています。
その中でも有名なものとして、イギリスの王冠を飾る
「ブラック・プリンス・ルビー」が、鑑定の結果、
実は「スピネル」であったことが分ったこともあります。
この２つは酷似しており、歴史的にもよく混同されてきたようです。
簡単なルビーの品質の見極め方のポイントとしては、
透明度の高さがひとつの判断基準のポイントになります。
また、色の濃いものを選ぶ際のポイントとしては、
弱い照明の下で黒ずまないものを選ぶようにしてください。
ルビーの中でも透明度が高く、やや青みがかった真紅のものは、
ピジョン・ブラッド（鳩の血）と呼ばれ、最高級品とされています。
その量は全体のわずか0.1％にも満たないそうです。
また、ごく稀にスター効果の現れるものがあり、
スター・ルビーと呼ばれて珍重されます。
ルビーと人類の歴史は古く、ヨーロッパでは昔から、血や炎、
情熱を象徴し、持つ人に勇気と威厳をもたらすと信じられていました。
特に兵士たちの間では、戦争の際に身につけることによって、
ローマ神話に出てくる炎と戦いの軍神マルスが宿り、
勇敢な心を育て、負傷から守ってくれると信じられていました。
また、古代インドでは「ラトナラジュ（宝石の王）」と呼ばれ、
崇められ、様々な儀式に使われたことが知られています。
ルビーは「色が悪くなると不幸を招く」とも伝えられています。
かつて、１６世紀のイギリスの王妃キャサリンは、
ルビーのリングを所持していましたが、
彼女に世継ぎとなる男の子の子宝が恵まれなかったため、
夫が侍女に心を移してしまいます。
ついに離婚される前には、そのルビーのリングが、
色褪せてしまっていたといわれています。
ルビーは古くから勝利を呼ぶエネルギーがある石といわれています。
また、持ち主の威厳やカリスマ性を高めるエネルギーもあり、 権力の象徴としても愛されてきました。
ルビーは女性が華やかに生きていくためには、 とても頼りになるパワーストーンです。 ルビーの性質は情熱的であり、官能的なあでやかさがあります。
ルビーは非常にエネルギーの強いパワーストーンでもあり、 強壮剤的な働きをし、根源的な生命力を高めてくれます。
恋愛や仕事に対するアクティブなエネルギーだけではなく、 性的な高揚感や魅力を高めてくれるエネルギーもあります。
ルビーはその高い硬度からもイメージできる通り、 持ち主の意思を強く固めたり、組織の基盤・人の絆などを固め、 強固なものにしてくれるエネルギー作用があります。
体に対しては筋肉繊維に力を与えるよう作用し、 ガーネットなどの血液を強くする石などと組み合わせると、 スポーツでの活躍や、病気や手術などの体力的に辛い時期を 乗り切るためのお守りとしてオススメです。
ルビーの主な効果をまとめると下記になります。
・勝利を呼ぶ石 ・勇敢にする ・カリスマ性を高める ・情熱を高める ・生命力を高める ・アクティブな生活をもたらす ・恋愛における積極性を高める ・意思と精神力を強める ・組織やチームワークを固める ・スポーツでの活躍 ・体力的なお守り
目的別のおすすめ組み合わせ
【恋愛運】 ピンクオパールペリドット
【金運】 アメジスト
【健康運】
ガーネット
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