硬度とは天然石の傷に対する強さのことで、 一般的にモース硬度によって表されます。
【モース硬度】 モース硬度とは1822年にドイツの鉱物学者であった フリ−ドリヒ・モースによって考案された鉱物の硬度を表す基準です。
モース硬度は天然石の硬度を10段階に分類したもので、 その鉱物がどの標準石で傷がつくかによって分類されます。
硬度の数字が大きいほど硬度が高いことを表し、 一番硬度の高いダイヤモンドはダイヤモンドによってのみ傷つき、 硬度を10と設定されています。
モース硬度の測定は特別な硬度計を用いる必要がないので、 手軽に硬度を調べることができるので広く使われています。
しかし、硬度の測定の際には石を傷つけてしまうため、 宝石の場合はやはり使いたくなく、他に調べる方法がない 場合のみ使われることになります。
下記に参考まで、モース硬度の10段階の基準となる石と、
それに対応するヌープ硬度をまとめました。
【ヌープ硬度】 ヌープ硬度とは1939年にアメリ力のヌープ博士によって 考案された硬度測定法です。
モース硬度が硬さの順位を表すのに対して、ヌープ硬度は より科学的な測定法でのアプローチとなっており、 硬さそのものを計ります。
下記がモース硬度の標準石をヌープ硬度で新たした表です。
表から分る通り、ダイヤモンドが他の鉱物よりも 圧倒的に硬いことが見て取れます。
モース硬度 鉱物名 ヌープ硬度
1 タルク(滑石) 0
2 ジプサム(石膏) 132
3 カルサイト(方解石) 135
4 フローライト(蛍石) 163
5 アパタイト(燐灰石) 430〜490
6 オーソクレース(正長石) 560
7 クォーツ(水晶) 710〜790
8 トパーズ(黄玉) 1250
9 コランダム 1600〜2000
(ルビー・サファイア)
10 ダイヤモンド 5500〜6950
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