パワーストーンの表面には、光の屈折によりさまざまな効果が現れます。
ここでは、中でも代表的なものについて、その特徴を紹介します。
キャッツアイ効果（シャトヤンシー効果、猫目効果)
キャッツアイ効果とは宝石を光にかざすと、一筋の白い光が現れる現象で、
シャトヤンシー効果や猫目効果、変彩効果ともいいます。
これは、内部に密集する平行状のチューブ･インクル−ジョンや
平行状の繊維組織による光の反射によって起こる現象です。
キャッツアイ効果の代表的なパワーストーンとしては、
キャッツアイをはじめとして、さまざまな石で見ることができます。
アステリズム（スター効果)
アステリズムとはルチルの細かい針状結晶によって、
４条または６条の白い筋が星のように現れる現象のことです。
規則正しく並んだルチルの方向が２方向だと４条のスターが、
３方向だと６条のスターが現れます。
別名、スター効果や星彩効果ともいわれます。
このアステリズム現象をもつパワーストーンとしては、
スタールビー、スターサファイアなどが有名です。
遊色効果（プレー･オブ･カラー）
遊色効果とはオパールに見られる表面が虹色に輝く現象で、
｢オパール効果｣または｢フ(斑)｣ともいいます。
オパールはケイ酸の球状粒子の集合ですが、
それらが規則正しく配列しており、その間を光が通過する際に起こる
光の干渉により遊色効果が引き起こされます。
ファイア
ファイア効果とはファセット･カットをした透明な宝石の中を
光が通過する際、内部での反射によって出てきた光が
スペクトルに分解され、虹色を示す光の効果のことです。
ファイア効果は別名、ディスパージョンとも呼ばれ、
ダイヤモンドなどの宝石の美しさを構成する要因の一つです。
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