現代では一般的になっているエンゲージリングの風習ですが、
その起源や言い伝えについて調べてみました。
エンゲージリング(婚約指輪)の起源は、紀元前1世紀頃の 古代ローマ時代にまで遡るといわれています。
この頃のエンゲージリングは、男女の婚約が認められた証として、 また、生命と永遠の象徴として、鉄の指輪を贈っていたそうです。 鉄は強さを表し、リングは永遠を象徴したと言われています。
860年に教皇ニコラスI世が「婚約には婚約指輪が必要」という 命令を出した事で、女性に高価な指輪を贈る伝統が始まることになります。
その後、2世紀に入ると貴族階級を中心にゴールドが使われはじめ、 次第に宝石のついたリングヘと変化してゆきます。
14世紀のルネサンス時代には、2つの指輪が重なり合って1つになる 凝った細工を施した「ギメル・リング」が登場します。
これは、永遠に離れない二人の象徴とされ、大ブームとなりました。
エンゲージリングといえば、給料の3ヶ月分などとよく言われますが、 このフレーズは世界一のダイヤモンド会社であるデビアス社が ダイヤモンドの販売促進のためにつくったキャッチコピーだそうです。
ちなみにこの広告ですが、当時のアメリカでは「給料の2か月分」で、 日本で展開される際に「3ヶ月」にされたのだとか。
現在のエングージリングの平均価格は約35万円と言われており、 実際には、3か月分より低い価格が主流となっているようです。
現在ではエンゲージリングといえばプラチナのリングに ダイヤモンドをあしらった物がかなり一般的になりましたが、 これは1477年にオーストリアのマクシミリアン大公が ブルゴーニュ皇女のマリーに贈ったのが最初であるといわれています。
15世紀末にになると、カッティング技術が進歩したことにより ピラミッド型の頂点を平らに研磨したテーブルトップ・カットが可能になり、 ダイヤモンド・リングのデザインの主流となります。 しかし、この時点では貴族の婚約指輪に限ったものでした。
その後も技術の進歩によりさまざまなカットが流行します。 19世紀に入ると、17世紀から考案されだした、 57面体のブリリアンカットが漸く完成を迎え、 ダイヤモンドの輝きを最も活かすことの出来るカットとして広まります。
南アフリカで新たな鉱山が発見されたことにより、産出量が増え、
一般の人々にもダイヤモンドが入手しやすくなっていきます。
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