ガーネットは1月の誕生石として有名なパワーストーンです。
拓榴の実のような粒状の結晶と色から、和名では柘榴石と呼ばれ、 赤いものが有名ですが、成分により実に様々な色のものがあります。
また、ガーネットは単一の鉱物名ではなく、似たような構造をもつ 16種類の鉱物を総称する鉱物のグループ名となります。
そんなガーネットの主な種類をここでは紹介します。
【アルマンディン・ガーネット】
アルマンディンガーネットは内包物として角閃石などが入った ガーネットで、赤みが濃く、黒っぽい色をしたものが一般的ですが、 ピンクに近い物もあります。
アルマンディンは砕けやすく、エッジが欠けやすいのが特徴です。
アルマンディンガーネットはカボションカットすることにより、 4条のスター効果が現れることがあります。
【パイロープ・ガーネット】
パイロープガーネットは燃えるような赤色のガーネットで、 この色は内包される鉄やクロムに起因します。
名前もギリシャ語で「炎」という意味の「pyr」に由来します。
パイロープの中でも、ルビーのような色をした良質の物は、 アリゾナ・ルビーやケープ・ルビーなどと呼ばれる事もあります。
【ロードライト・ガーネット】
ロードライトガーネットは前述のアルマンディンとパイロープの 中間の性質を持つ、紫がかかった紅色のガーネットになります。
見る角度や場所によって、かすかに色が変化するのが特徴です。
ロードライトの名前はギリシャ語で「薔薇」を意味する「Rhodo」と 「石」を意味する「Lite」に由来します。
【グロッシュラー・ガーネット】
グロッシュラーガーネットはカラーバリエーションが豊富で、 その色によって呼び名が異なります。
最初にシベリアで発見されたものが、西洋スグリの グロッシュラリア(Grossularia)のような淡緑色をしていたため、 グロッシュラーガーネットと名付けられたといわれています。
下記が色ごとの名前の代表的なものになります。
ヘソナイト グロッシュラーガーネットの中で、鉄とマンガンの作用によって オレンジや褐色をしたものをヘソナイトと呼びます。
シナモンストーン ヘソナイトの中で、特に赤みの強いものをシナモンストーンと呼びます。
ヒヤシンス ヘソナイトの中で、赤みを帯びたオレンジのものです。
グリーン・グロッシュラー 緑色をしたグロッシュラーのことです。
ツァボライト グリーングロッシュラーの中で、バナジウムによって発色した 透明な緑のものをツァボライトといいます。
トランスバール・ヒスイ グリーングロッシュラーの中で、南アフリカで発掘される ヒスイによく似たものをトランスバール・ヒスイと呼びます。
ピンク・グロッシュラー ピンク色のグロッシュラーのことです。
ロゾライト(ローゼライト) ピンクグロッシュラーの中で、メキシコ産のものです。 ロゾライトののピンク色の発色は鉄によるもので、
良質なものはメキシコで産出されます。
▼私がよく買い物をしているおすすめのサイトです。
|