夢は、自我により無意識の世界に閉じ込められているあなたの本当の欲求である本能的原我を反映しています。
そのため、夢を正しく理解することにより、普段は気づかないような自分自身の本当の気持ちに気付くことができるようになります。
それを正しく読みとるために注意しなければいけないことは、夢見た夢がそのままそのことを表し、意味しているのではないということです。
夢は無意識の世界の本能が、そのままの姿で夢の中に現れるのではなく、それを象徴しているシンボルとして現れるのです。
そのため、本当の自分を知るためには、夢を見て、それを書きとめた後、今度は冷静にそれを分析し、夢に出てきたものが何を表しているのか?何のシンボルなのか?それを探っていくことが大切になります。
ここでは、
襲われることが持つ意味について、深層心理学と風水からあなたの真の欲求に迫りたいと思います。
心理分析学において襲われる夢の深層心理は、
追いかけられる夢の心理がさらに激しさを増しているものと考えてください。
何が襲ってくるのかによって、メッセージの解釈が異なります。
【動物に襲われる】
凶暴な動物に襲われる夢は、性的な衝動や心の奥に抑えつけている怒りの感情が、自分でも制御できないほど激しくなっていることを表しています。
【犯罪者に襲われる】
あなたは今、何か道徳的に問題を抱えていると考えられます。
人には知られたくない秘密を抱えているのではないでしょうか?
襲いかかってきた犯罪者は、あなた自身の罪悪感のシンボルでもあります。
【父親や兄弟にレイプされる】
子どもは3歳くらいになると、広い意味での性愛のエネルギーが自分の性別とは反対側の親に向けられます。
女の子が最初に愛するのは父親、男の子が愛するのは母親ということです。
子どもの精神の成長の途中で、実の親に恋愛感情に似た気持ちを持つのはごく自然のことで、いわば恋愛の原点ともいえます。
そして、ある程度大きくなってから、父親にレイプされる夢を見ても、それは父親と仲良くしたい思う気持ちのなごりなのです。
子ども時代の心理が抜けきっていないだけで、むしろ、そういう子どもっぽい性愛から抜け出す時期に来ているという予告ともいえます。
兄弟にレイプされるのも、現実的に近親相姦を求めているわけではなく、家族以外の異性と、ちゃんと恋愛したいという気持ちが育ってきた証拠です。
男性の場合も、母親や姉妹をレイプしたり、反対に襲われたりする夢を見ることがありますが、こういう夢も、女の子が父親や兄弟に襲われる夢と同じように、成長の過程で、ちゃんとした恋愛感情が育ってきたという証拠ととらえることができます。
これらの夢は、多くの人がよく見る夢の一種です。
あなたの潜在意識では近親相姦を求めているというようなことはありませんから、心配することはありません。