雲

夢は、自我により無意識の世界に閉じ込められているあなたの本当の欲求である本能的原我を反映しています。
そのため、夢を正しく理解することにより、普段は気づかないような自分自身の本当の気持ちに気付くことができるようになります。


それを正しく読みとるために注意しなければいけないことは、夢見た夢がそのままそのことを表し、意味しているのではないということです。
夢は無意識の世界の本能が、そのままの姿で夢の中に現れるのではなく、それを象徴しているシンボルとして現れるのです。

そのため、本当の自分を知るためには、夢を見て、それを書きとめた後、今度は冷静にそれを分析し、夢に出てきたものが何を表しているのか？何のシンボルなのか？それを探っていくことが大切になります。


ここでは、雲が持つ意味について、深層心理学と風水からあなたの真の欲求に迫りたいと思います。




深層心理学における雲は、雲自体というよりも、その大きさや色などによって、人生に対するあなたの見方、将来に対する計画の見通し、待ちかまえている困難などを象徴します。


【白い雲】

晴れた空に真っ白に輝く雲が浮かんでいる夢は、これからやろうと思っていることが、うまくいくという暗示です。
進学や就職など、将来について何かを決める時期にさしかかっているときは、その方向でよいとのメッセージと考えてください。

悩み事がある人にとっては、問題が少しずつ解決するというサインです。


白くても、どんよりと雲が垂れ込めている感じがする場合は、目標に対する前向きな気持ちを失 って、現実から逃避しようとしている心理状態が表れていると考えられます。

このような状態では、物事を冷静に判断する力が鈍っているもしくは足りない状態なので、大切な決断をする場合には先廷しにした方が良いでしょう。


【黒い雲】

夢の中の黒い雲が暗示するのは、トラブルや悩みが目の前にあるのに、それを解決する方法が見つからないという状況です。
このような時期には、長期的な計画を立てるのには向いていないでしょう。新しいことを始めるのも延場した方が賢明でしょう。

入道雲のように、もくもくと大きく盛り上がってくる黒雲は、思いがけないトラブルに遭遇するという暗示です。
しかし、このトラブルは一時的なものですので、注意深く行動して周囲の人間関係に気をつけて いれば、そのうちに乗り越えることができるでしょう。


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