門の夢

夢は、自我により無意識の世界に閉じ込められているあなたの本当の欲求である本能的原我を反映しています。
そのため、夢を正しく理解することにより、普段は気づかないような自分自身の本当の気持ちに気付くことができるようになります。


それを正しく読みとるために注意しなければいけないことは、夢見た夢がそのままそのことを表し、意味しているのではないということです。
夢は無意識の世界の本能が、そのままの姿で夢の中に現れるのではなく、それを象徴しているシンボルとして現れるのです。

そのため、本当の自分を知るためには、夢を見て、それを書きとめた後、今度は冷静にそれを分析し、夢に出てきたものが何を表しているのか？何のシンボルなのか？それを探っていくことが大切になります。


ここでは、門が持つ意味について、深層心理学と風水からあなたの真の欲求に迫りたいと思います。




心理分析学において、夢の中の門は人生のある段階から次の段階へ移るときに通る関門の象徴となっています。
これは、家の門だけでなく、童話に出てくるようなお城の門や高速道路などにあるゲートなども同じ意味を持ちます。

人は青年時代から大人になるとき、結婚するとき、セックスの初体験をするときなどに、新しい世界に通じる門を通ります。
進学や就職などで生活がガラリと変わるときにも、門を通って、次の世界へ入っていくことになります。
つまり、夢に出てきた門をくぐることは、あなたを取り巻く環境がいままでとは違った新しいものになるという意味なのです。


門の向こうにある風景は、新生活に対してあなたが感じている印象をそのまま映し出しています。

それから、問題を解決するために通らなければならない通過点を、門というカタチで表現することがあります。
何か障害があった り、邪魔が入ったりすると、その門は閉じられてしまいます。

もうひとつの門の意味として、門が意識と無意識の境界を暗示していることもあります。
門を開けて中に人っていくのは、自分の内側にある無意識の世界を探検するということなのです。


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