夢を見る夢

夢は、自我により無意識の世界に閉じ込められているあなたの本当の欲求である本能的原我を反映しています。
そのため、夢を正しく理解することにより、普段は気づかないような自分自身の本当の気持ちに気付くことができるようになります。


それを正しく読みとるために注意しなければいけないことは、夢見た夢がそのままそのことを表し、意味しているのではないということです。
夢は無意識の世界の本能が、そのままの姿で夢の中に現れるのではなく、それを象徴しているシンボルとして現れるのです。

そのため、本当の自分を知るためには、夢を見て、それを書きとめた後、今度は冷静にそれを分析し、夢に出てきたものが何を表しているのか？何のシンボルなのか？それを探っていくことが大切になります。


ここでは、夢を見ることが持つ意味について、深層心理学と風水からあなたの真の欲求に迫りたいと思います。




深層心理学において、夢の中で夢を見るのは立ち向 かうのがあまりにもつらい問題があるからだと考えられます。
「できれば、こんなことは夢だと思いたい」という願望が高じて、夢の中で夢を見ていることにしているのでしょう。

たとえば、失恋した人が夢の中でも「失恋した夢」を見たりすることがあります。
そして、夢の中でいったん目を覚まして、「失恋 したのは夢の中の話だった」と言い聞かせるわけです。
一時的にでも、「夢だった」と思いこむことで、気持ちを安心させたいのでしょう。 　


それとは逆に、「どんなに忘れたいと思っていても、夢に見てしまうほど忘れられないことだ」と言い聞かせる効果もあります。
夢の中でも「失恋のショック」をあらためて味わうことで、「つらくても乗り越えなくてはならない」と感じているのです。


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