ケンカする夢

夢は、自我により無意識の世界に閉じ込められているあなたの本当の欲求である本能的原我を反映しています。
そのため、夢を正しく理解することにより、普段は気づかないような自分自身の本当の気持ちに気付くことができるようになります。


それを正しく読みとるために注意しなければいけないことは、夢見た夢がそのままそのことを表し、意味しているのではないということです。
夢は無意識の世界の本能が、そのままの姿で夢の中に現れるのではなく、それを象徴しているシンボルとして現れるのです。

そのため、本当の自分を知るためには、夢を見て、それを書きとめた後、今度は冷静にそれを分析し、夢に出てきたものが何を表しているのか？何のシンボルなのか？それを探っていくことが大切になります。


ここでは、ケンカすることが持つ意味について、深層心理学と風水からあなたの真の欲求に迫りたいと思います。




心理分析学におけるケンカの夢は、たいていの場合、起きているときの人間関係を反映したものになっていますが、そのままストレートに現実を表したものではなく、多くの場合は様々な置き換えが起こっています。

たとえば、相手の方からケンカを売ってきた夢でも、本当はあなたから相手にケンカをしかけたい気持ちを持っているでしょう。
このような置き換えのことを、心理学用語では「投影」といいます。
自分が不満を持っていると認めるのは心が落ち着かないし、相手から嫌われるのではないかと不安に感じます。そのため、あたかも相手が不満を持っているようにすり替えを行っているのです。

それから、ケンカ相手に対して言っている言葉は、自分自身を叱っている言葉なのかもしれません。

ケンカして謝るのは、相手に対して謝っているのではなく、何が何でも自分の欲求をかなえたいという気持ちを表していると考えられます。
表面上、「ごめんなさい」と言っていても、謝ることで相手をいい気分にさせておいて、実際には自分の望みを押し通そうという作戦です。
よほど強い願望、たとえば、自分を見て欲しい、これまでの努力を認めてほしいなどの願いがあるのではないでしょうか？


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